仕事で人間関係の悩みを抱えないために

職場で上司から、「手が空いたときでいいからこの仕事をやっといてくれ」と簡単な作業を頼まれたことのある人は多いだろう。この状況では部下の立場として断ることができず、引き受けることになるのがほとんどだ。
しかし部下がどんどん先延ばししているうちに、上司から「いったいいつになったらやってくれるんだ」と注意を受けるケースもある。そうすると部下は心の中で、手が空いたときでいいと言われたから先延ばしにしていたのに、と思いながらフラストレーションを溜めることになる。
職場における人間関係の悩みとは、このようなフラストレーションが積み重なってどんどん大きくなっていく。人間関係の悩みを抱えないためには、この状況でどうすれば良かったのだろうか。

まず、上司の心理を掘り下げてみるべきだろう。
手が空いたときという枕詞をつけるのは、優先させてほしい気持ちはあるものの部下の忙しそうな様子を見て遠慮する心理が働いていることが多い。しかしいくら簡単な作業であっても、仕事に取り組むための時間というのは意図的に作ろうとしなければ作れないものだ。その結果、期限を設定していない仕事はどんどん先延ばしされてしまうことになる。

この場合、部下には、手が空いたときという曖昧な指示に甘んじるのではなく、明確な期限を上司に設定してもらう姿勢が求められる。そうすることで部下は業務スケジュールにちゃんと組み込むことができ、上司のイライラも解消されるだろう。
相手の遠慮する心理に甘えていると、それが結果的に人間関係の悩みに発展することがある。曖昧な依頼をそのまま引き受けるのではなく、期限や業務内容を明確にしてもらうことが人間関係の悩みを軽減することにつながる。